葬儀後にすること
一般会葬者には葬儀の当日に会葬礼状を渡し、略式で挨拶に代えることが多くなっています。葬儀後は、菩提寺にお礼の挨拶をし、今後の法要の打ち合わせをします。 亡くなられた日を含めて49日目」に四十九法要を営むのがならわしですが、最近では直前の休日に行う場合が多くなっています。 また、葬儀関係者にも挨拶します。世話役や各係の担当者、近所の方など、葬儀中にお世話になった方々へ挨拶し、お礼の品を渡します。 葬儀直後の挨拶回りは、なるべく喪服を着用し、2~3日後からは地味な平服にするのがよいでしょう。 弔電をいただいた方にはお礼状を出しましょう。
葬儀社への支払い、飲食費の支払いなどを済ませます。葬儀社への支払いは初七日までに済ませましょう。また、入院費の未払金があれば 葬儀の翌日には支払うのがよいでしょう。なお、医療費を還付してもらえる場合がありますので、手続方法を確認しておくとよいでしょう。
今後のさまざまな手続には、死亡記載のある戸籍謄本や住民票などが必要となります。 必要なものを早めにご用意されるとよいでしょう。また、必要がある場合は、亡くなられた後14日以内に市町村役場で世帯主変更の手続をします。
仏壇を購入する際は、一般に四十九日までに購入し、四十九日法要の際に開眼供養をします。四十九日の法要のとき、 白木位牌から本位牌に替え、仏壇に安置します。 後飾りは取り払います。その後、必要な方へは挨拶状とともに香典返しの品を送ります。
●香典返し
香典返しは、葬儀当日かそ葬儀後に行います(地域などにより異なります)。葬儀後に香典返しをする場合は、忌明け前後に行うことが多く、お返しの品に お礼状を添えます。また、お返しの品の目安としては、頂いた香典額の1/2~1/3程度が多いようです。
遺品整理は早めに済ませましょう。形見分けは、目上の方にはかえって失礼にあたる場合もあるので慎重にします。 形見分けの時期は四十九日が一般的です。
お墓のない場合は四十九日、百か日を目安にお墓を決め建立します(最近では、一周忌、三回忌などの年忌にあわせることも多いようです)。 その後、納骨供養をし、お墓にご遺骨を納めます。
●墓地の選び方
墓地には、寺院の墓地のほかに、都や市の公営墓地や民営の墓地などがあります。公営の墓地は、各霊園によって募集の条件や募集時期が異なります。 また、毎年募集を行っていない霊園もあります。予算や交通の便なども考慮して選定しましょう。
●年忌法要
亡くなられてから一年目に一周忌を営み、その翌年満二年目に三回忌を営みます。七回忌(満六年目)、 十三回忌(満十二年目)、十七回忌(満十六年目)、三十三回忌(満三十二年目)、五十回忌(満四十九年目)と続き、年を追うごとに簡略化されます。